心を磨く
使命
バナルの倉庫(店)にやってくるモノたちはみんな最初は汚れていたり傷が入っていたりと、新品のモノとは違って綺麗ではありません。でもその汚れや傷を見ていると「お疲れさま!」と言いたくなる。そのモノたちはそれぞれの場所でそれぞれの使命を全うしてきたからだ。椅子なら人間を支える仕事をずっとしてきたわけで、電気なら人などを明るく照らす仕事をずっとしてきた。毎日毎日ただひたすらそれだけをやって来たのだと思うと尊敬をする。
そしてわたしたちバナルはそのモノたちに新たな命を吹き込むべく、綺麗に掃除しまた新たに活躍する場所を探すのです。そんな風にリサイクルショップから旅立っていったモノたちはきっと新しい場所でも使命を全うしてくれるでしょう。
心を磨く
そんな素晴らしき使命を全うしてきたモノたちと対話するかのように、家具や雑貨などを綺麗に磨いたり掃除をしていると、まるでそのモノたちから生き方を学んでいるかのように思えてきたり、自分の心までも磨いているかのようにも思えてきます。そしてモノが綺麗になった時には、同時に自分の心の汚れやくもりまでとれたようにも思えてきます。
わたしは縁あってこの仕事をさせてもらえている訳ですが、この仕事に出会えたことに本当に感謝しています。正直言うと昔からやりたいと思っていた仕事とはかけ離れていますが、今は凄くやりたい仕事だと思って始めています。人生って何が起きるかわからないので面白いですね。そんなことまでも気軽にお客さんと話せるようなお店にしていきたいです。
プロデューサー WAKKAN