バナルインタビュー「フォトスタジオ・ツムギ」


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バナルのレトロ雑貨がスタジオ内に散りばめられ、愛知県一宮市でオシャレで可愛い写真が撮れることで、とっても人気のある「フォトスタジオ・ツムギ」さんのところへ、バナルメンバーと遊びに行ってきました。

 

その際に突撃取材をさせて頂きましたのでどうぞお楽しみ下さい。

以下(B)バナルスタッフ・(T)ツムギ隅田さん

 

(B)それでは簡単に自己紹介をお願いします。

 

(T)はじめまして、一宮市に佇む学校跡地をセルフリノベーションをして「フォトスタジオツムギ」を創り、カメラマンとして活動している隅田です。日々たくさんの幸せに囲まれながら過ごしています。この度は、この様な素敵な機会を頂きありがとうございます!

 

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(B)フォトスタジオを始めようと思ったキッカケはなんですか?

 

(T)車屋の息子に生まれ→某ディーラーで整備士→フォトスタジオに勤務→レストランの店長兼ウェディングプランナーという経験を経て、2011年ウェディングプロデュース会社を起業しました。しかし2年目の初夏、長引く原因不明の体調不良から突如「余命2週間」と宣告をされました。

 

『急性リンパ性白血病』と言う大人が患うには少し珍しい病気でした。

 

受け入れるまで泣いたり、毎日欠かさず地元の一宮市から名古屋の病院に見舞いに来てくれる両親や担当医、看護師さんに子供の様に八つ当たりする、そんな日々の中…病室のベットで逢いたい人を思い浮かべながらその人達の写真を見つめていました。

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不思議と目の前にある写真から、その時の声や仕草や匂いを思い出しました。写真には僕が治ったら逢える人、今はもう逢えない大切な人の写真もありました。

 

両親が撮ってくれた幼い時の家族写真や、闘病生活に共に向き合う家族に支えられ、愛を改めて実感しました。恩人や友人、新郎新婦様との思い出、沢山の言葉や写真から力をもらい、今こうして生きています。

 

退院後、抗がん剤治療が終わり、自身も結婚をしてウェディングの仕事も続けて居た最中、新型コロナウイルスの影響により、結婚式の仕事がキャンセルや延期により、先が見えない状況になりました。

 

そんな中この場所を見つけて、その写真たちに助けられた恩返しも含め、これからは僕がたくさん経験した「分岐点」で見返す「軌跡」を残す事の大切さを1人でも多くの人に知ってほしい、そんな使命を勝手に担い「ツムギ」を始めました。

 

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(B)壮絶な体験をされてそれを乗り越え今があるんですね。とても感動しました。素敵なお名前ですが「ツムギ」さんの名前の由来を教えてください。

 

(T)この街が繊維の街と言われている事と、この場所がかつて繊維学校だった事が由来の一つです。そこから息子(結糸)の名前にも採用した文字『糸』を連想しました。ここで写真を撮る温かい時間で来てくださる皆さんのココロと心が紡がれますようにと想いを込めてつけた名前です。

 

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(B)想いを聞くと益々素敵に感じますね。なぜこの場所に決めたのですか?

 

(T)結論だけ言うと【直感】です!大好きな地元一宮市で物件探ししていた最中にこの繊維学校跡地のゴミ屋敷を見つけました。

 

この学校の教室跡地を見た瞬間、コロナ禍での先の見えない不安な気持ちが一気にワクワクに変わり、ここで今自分が出来る事で一生懸命何かしよう!とスイッチが入り、気づいた時には学校跡地のフォトスタジオをやろう!そう決断している自分がいました。

 

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(B)正にココに導かれた感じですね。「ツムギ」さんのコンセプトを是非お聞かせください。

 

(T)「写真で心をつむぐ場所〜100年先にも幸せを届けられる写心館〜」という想いで日々皆様と向き合っています。良い写真はもはや簡単に誰でも撮れてしまう時代です。でも良い時間や思い出はは誰もが簡単に創り出せる事ではありません。

 

「ツムギ」に来てくれたお客様にも良い写真を残すことはもちろん、お迎えしてからおかえりまでリラックスして全員が楽しめて、時に感動したり、怒ったり泣いたり大笑いしたり…そんな時間を一緒に過ごし、そのままを残していきたいと日々考えています。

 

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結局それが1番ありのままで「写真」はもちろん温かくて柔らかな思い出になる「写心」として残ると確信しています。

 

お見送りで僕が見えなくなった瞬間に、車内で『楽しかったねー♪』『明日もここ来るー?』『お写真楽しみだねー!』など、100年先の家族の笑顔をこの日の「写心」で彩ることができるよう夢見てます。

 

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(B)素晴らしいコンセプトに心掴まれました。何でバナルを知り、なぜバナルで雑貨を揃えようと思いましたか?

 

(T)リノベーションしている最中、小牧にアンティーク雑貨を取り扱っている場所があると、知人のカメラマンさんから聞きバナルさんを知りました。

 

そこには想像以上に僕の好みの世界が広がっていました。学校跡地のフォトスタジオというコンセプトにどハマりする昭和レトロな雑貨や家具がたくさんあり、ディスプレイのセンスや変わりゆく古物店ならではのバライティー豊富な品揃えに惹かれ通い始めました。

 

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(B)ご愛顧いただき本当にありがとうございます。「ツムギ」に来た雑貨達もみんな光り輝いて喜んでますね。本当に毎月、時に毎週の様にバナルへ来てくれますもんね。今ではもう隅田さんが好きなアイテムが何かわかりますからね(笑)隅田さんから見たバナルの魅力とはなんだと思いますか?

 

(T)空間の魅力は一つ前の質問にて答えてしまいましたが、もう一つ欠かせない魅力は「人」です!いつも明るく、時に真剣に寄り添ってくださり、ちょうど良い距離感でいつも居心地よくゆったりとした時間を過ごさせていただけます。

 

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(B)嬉しいお言葉ありがとうございます。私たちの自信に繋がります。どんな方に「ツムギ」へ来て欲しいですか?

 

(T)節目の撮影はもちろんですが、なんでもない日の家族写真やカップルさんやご夫婦や仲間との今を残したり、学校跡地なので学生の思い出を友達とみんなで残したりも是非ご利用いただきたいです!

 

あと、写真が苦手な人も是非一度来ていただきたいです!「撮ってよかった。」そう思っていただける自信はあります!

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(B)バナルのメンバーもプライベートで家族写真を撮ったりとお世話になってまーす!今後の展開や夢があれば是非お聞かせ下さい。

 

(T)365日の300日。この場所と僕を好きでいてくださるリピーターさんに毎年撮影をご依頼いただける、そんな場所とカメラマンになっていきます!

 

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(B)今日は本当に素敵なお話をたくさん聞かせて頂きありがとうございました。是非これからも素敵なお写真と共に一宮市を盛り上げて行ってくださいね。これからもバナルは「ツムギ」さんを応援しています。

 

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今回ご紹介させて頂きました「フォトスタジオ・ツムギ」さんのInstagramはこちら!」素晴らしい作品もたくさん見れますので是非ご覧下さいね → ツムギのインスタグラム

 

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住所:〒491-0811愛知県一宮市千秋町加納馬場大山9-1 尾北織物工業ビル東口3

ツムギの場所・Googleマップ

 

 

P.S:私のお店でもバナルで購入した家具を使ってるよ!」という方がいらっしゃいましたぜひお声がけください!インタビューさせて頂きます!